研究紀要第2号 教授組織に関する研究 実践集 - 046/047page

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可能であるように各教師の特性を考慮し、じゅうぶん発揮できるよう配慮する。

B 単位集団(学級)の再編成

教科の性質、また教材の内容に応じ、子どもの発達段階に即して、現在の既成学級をあわせ、あるいは分割するなど計画的・意図的に行なう。

特に本校は、1学級の構成児童が20人以下の学級が多いため、教科指導、生徒指導の本質的な活動の展開には、学級集団の再編成を必要とする場面が多い。

C 協力体制による授業の展開

効果的な授業を展開し、教育機器の導入を可能にするため、TL、ST、(RT)といった役割で協力できるような体制を組織化する。その役割は固定化しないで、弾力的な役割交替で機能発揮を可能にする。

本年度は、研究第1年次のため、低・中学年団は体育の合併授業、高学年団は社会の複数授業とし、その教科の本質にせまるため、積極的に教師の意織の改善と組織化を進めてきた。第2年次には、これを基盤として教科を増加し、小規模少人数学級校における、本質的な授業展開のあり方を学校経営の改善をとおして究明する。

(3) 学校経営組織改善の方向

学校経営の効果的・効率的な経営をめざして教授組織、事務組織・運営組織の一体化により、教育活動の集大成をはかる。

 @ 三層構造の機能化により、学校経営の一元化をはかる。
 A 学年団の協力責任体制により、役割・分担意識を高める。
 B 小規模校教師の内的秩序の体系化により、各自特性の発揮につとめる。
 C 組織体としての協業・分業に充足感をもち、教育活動の集大成をはかる。

以上のような改善をめざした学校組織、ならびに経営を図示すると次のようである。

D 学校組織および運営図

学校組織および運営図


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