研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 006/044page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

 

で指定きれた大きさとなる。

添字式の形
   例
 1.C A(5)
 2.V A(K)
 3.V+C A(K+2)
 4.V−C A(K−3)
 5.C*V A(3*K)
 6.C*V+C' A(3*K+2)
 7.C*V−C' A(3*K−2)

ここで、C,C'は、符号なしの整定数、Vは整変数である。

 

4  式

 

式は、定数、変数(添字つき変数を含む)、関数を演算子で結合することにより表現する。

4-1 算術式
(arithmetic expression)

(算術演算子)

算術演算子
意味




**
加算、正符号
減算、負符号
乗算
除算
累乗

 いくつかの算術演算子が書かれた場合には、優先順位の高いものから順に実行される。同一順位の算術演算子に対しては、左より右へと実行される。
 ただし、関数を含む式においては、関数がききに評価される。

(算術演算子の優先順位)
  1.**  2.*,/  3.+,−

 〔例〕
  A**B/C+D*E*F−G……・e・f−g
  P+Q−G(2,3)*SIN(X)**2……p+q−g23・sin2(x)

(算術演算子間の優先順位の変更)
 算術演算子間の実行に関する優先順位は、カッコを用いることにより変更される。カッコの中にカッコが含まれる場合には、内側のカッコよりさきに評価される。カッコ内の算術演算子は前述の優先順位の約束にしたがう。
 〔例〕
  A*(B+((C+D)/(E*F)−G)*H)……


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。