研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 008/044page
倍精度実数型となる。
4.68D−2**0.26E1………0.26E1を倍精度実数化して計算し、結果も倍精度実数型となる。
4-2 関係式
(relational expression)関係演算子には、つぎの6種類があり、その両端は必ず.である。
関係演算子 意 味
.LT. .LE. .EQ. .NE. .GT. .GT.
小さい(less than,<) 小さいが等しい(less than or equal to,≦) 等しい(equal to,=) 等しくない(not equal to,≠) 大きい(greater than,>) 大きいか等しい(greater than or equal to,≧) 〔例〕
A.LT.12.3………A<12.3が成立すれば真、成立しなければ(A≧12.3)偽となる。
X.LE.Y………X≦Yが成立すれば真、成立しなければ(X>Y)偽となる。
P+Q.EQ.(R-S)*T/2.0………が成立すれば真、成立しなければ()、偽となる。
ALPHA*X**2.NE.2.86E−3………ALPHA・X2≠2.86E-3が成立すれば真、成立しなければ(ALPHA・X2=2.86E−3)、偽となる。
25..GT.X………25.0>Xが成立すれば真、成立しなければ(25.0≦X)偽となる。
I.GE.K+(L-N)/M+5………が成立すれば真、成立しなければ()偽となる。4-3 論理式
(logical expression)論理演算子としては、つぎの3種類があり、その両端は必ず.である。
論理演算子 意 味 .OR.
.AND.
.NOT. 論理和(logical OR)
論理積(logical AND)
否 定(logical NOT)A.OR.B,A.AND.B,.NOT.Aという結合において、A,Bの値が真であるか偽であるかにより、その結果は、つぎの表に示されたようになる。