研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 012/044page
5−2 論理代入文
(logical assignment statement)
一般形
V=LEここで、Vは論理型の変数名、あるいは配列要素名であり、LEは論理式(logical expression)である。
論理代入文により、等号の右辺の論理式(LE)が評価され、等号の左辺の変数Vへ代入される。
〔例〕
A,B,L,M,Nはいずれも論理型変数で、Gは1次元で大きさ5の論理型の配列であるとする。
L=.TRUE.………Lの値は、真となる。
M=A.AND.B.OR.G(I)……A,Bの一方、あるいは両方が偽でG(I)も偽のときには、偽をMに代入し、その他の場合には、真をMに代入する。
N=X.GE.Y−5.6………X≧Y−5.6が成立すれば、真をNに代入し、成立しなければ偽を代入する。
G(3)=.NOT.L………Lが真なら偽を、偽なら真をG(3)に代入する。
G(K)=X.EQ.Y.AND.(P+Q.LT.X/2..OR.(.NOT.M))………XがYに等しく、かつ、が成立するか、またはMが偽であるかの、いずれかである場合には、真をG(K)に代入する。
その他の場合は、偽を代入する。