研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 021/044page

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8  入出力文

8−1
 書式つきREAD文

(formatted READ statement)
一般形
   READ(i,n)K
 または
   READ(i,n)

 ここに、iは整変数、または符号のない整定数で入力装置を示し、nは読み込み形式の指定されたFORMAT文につけられた文の番号を示している。
 また、Kは読み込み場所を示す変数の並びであり、これを入力並び(inputlist)という。
 この文により、データは入力装置よりFORMAT文にしたがって入力並びで示きれた場所へ読み込まれる。

 〔例〕

 書式つきREAD文

8−2
 書式なしREAD文

(unformatted READ statement)

一般形
READ(i)K

 ここに、iは入力装置を示し、整変数または符号のない整定数であり、Kは入力並び(input list)である。
この文により、データを入力装置より入力並びで示された場所へ入力する。
 読みとる記録の長さは、書式なしWRITE文で書いた長さと一致してなければならない。
 書式なし入出力文ではFORMAT文を伴わず、計算機内部での表現のまま情報のやりとりが行われる。したがって、単に記億容量の不足を補助記憶装置で補なうとか、最終結果ではなく、中間結果として一時的に情報を保存しておくような場合には、この書式なし入出力文を用いる方が情報の変換を行う必要がないので時間的に得策である。

 〔例〕

 書式なしREAD文

8−3
 書式つきWRITE文

(formatted WRITE statement)
一般形
   WRITE(i,n)K
 または
   WRITE(i,n)

 ここに、iは出力装置を示し、整変数か符号のない整定数で与え、nは書き出し形式の指定きれたFORMAT文につけられた文の番号である。


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