研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 022/044page

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 また、Kは書き出したい変数の並びであり、これを出力並び(output list)という。
 この文により、FORMAT文で指定きれた形式にしたがって、出力並びで示された変数の内容を書き出す。

 〔例〕

 書式つきWRITE文

8−4
 書式なしWRITE文

(unformatted WRITE statement)

一般形
WRITE(i)K

 ここに、iは出力装置を示し、Kは出力並び(output list)である。
この文により、出力装置上に出力並びで示された内容を書き出す。

〔例〕

 書式なしWRITE文


8−5 入出力並びの順序
  1. 入出力並ぴとして、変数名、配列要素名、配列名、DO型並ぴが指定されたときは、左から右へとそれが現われる順に指定される。
   
  〔例〕
       DIMENSION X(10,10),Y(10)・Z(2・2)・ALPHA(5,5),BETA(5),GAMMA(10),P(100),Q(10,11,10)
と配列宣言されているとする。
    (1) A,B,MAX
    (2) X
    (3) P,Y(5),Y(2*I+1),Z
    (4) ((ALPHA(I,J),J=1,5),I=1,5)
    (5) ((A,BETA(K),B,GAMMA(L),K=1,5),L=1,10)
    (6) (P(I),I=M,N)
    (7) (((Q(K,2*L,M−2),K=1,10),L=1・5),M=3,10,2)
    (8)  R,S,X1,ALPHA,(P(1),I=1,100),((Z(I,J),I=1,2),J=1,2)
  2.  配列名が指定されたときは、配列宣言子で宣言されたすべての配列要素名が指定されたことになり、2次元以上の配列では第1番目の添字がさきに変化する順となる。
   
  〔例〕
       DIMENSION A(10),B(5,5),C(6,7,5)
 と配列宣言がきれているとする。

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