研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 037/044page
@ サブルーチン名は、SUBROUTINE文の中に書かれるのを除いて、その副プログラム内に現れてはならない。 A 仮引数として書かれた名前は、サブルーチン副プログラム内のEQUIVALENCE文、COMMON文又はDATA文の中に現れてはならない。 B サブルーチン副プログラムは、結果を持ち帰らせるために、その引数のうち幾つかを定義したり再定義したりしてもよい。 C サブルーチン副プログラムは、BLOCK DATA文、FUNCTION文、他のSUBROUTINE文又は、定義しているサブルーチンを直接に、若しくは間接に引用する文を含んではならない。 D サブルーチン副プログラムは、少くとも一つのRETURN文を含まなければならない。 E サブルーチン副プログラムの仮引数は、ない場合もある。(COMMON文使用の場合) F 仮引数として添字つき変数を指定してはならない。 G 仮引数が配列名のときは、その副プログラム内で配列宣言をしなければならない。 H サブルーチン名それ自身は値をとらないので、サブルーチン副プログラムに型はない。 I 実引数として次のいずれかを書くことができる。 ア 文字型定数を含むすべての定数 イ 変数名 ウ 配列要素名 エ 配列名 オ その他の式(算術式、論理式) カ 外部手続き名(基本外部関数名、関数副プログラム名、サブルーチン副プログラム名)
なお、外部手続き名を実引数として使用した場合は、対応する仮引数も外部手続き名でなければならない。その名前は、その引用を含むプログラム単位内のEXTERNAL文に書かなければならない。J 仮引数が配列名の場合には、対応する実引数は配列名か配列要素名でなければならない。 〔例 1〕
配列Xの要素の中で最大のものをMAXX,最小のものをMINXに求めるサブルーチン副プログラムの定義と引用
DIMENSION A(100) サブルーチン副プログラムを引用するプログラム REAL MAX,MIN ………………………… CALL SUB(A,MAX,MIN)…… 実引数は変数名及び配列名 ………………………… STOP END