研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 039/044page

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12  宣言文

12−1
EXTERNAL文
一般形
v1,v2,………vn

 v1,v2,………,vn:外部手続き名.基本外部関数名、関数副プログラム名、サブルーチン副プログラム名.
 外部手続きを引用するプログラムがその実引数として、その外部手続き名を使用する場合には、単なる変数名と区別する必要がある。EXTERNAL文に現れた名前は、外部手続き名として宣言される。

 〔例〕

  EXTERNAL SIN,COS,FUC 外部手続きを引用するプログラム
  …………………………
  X=3.1415*A−B
  CALL SUBF(SIN,X)  ……… 実引数は基本外部関数
  CALL SUBF(COS,X) ………
  CALL SUBF(FUC,X) ……… 実引数は関数副プログラム
  …………………………  
  END  
       
  SUBROUTINE SUBF(F,X) サブルーチン SUBFを定義するサブルーチン副プログラム
  Y=F(X)
  WRITE(6,5)X,Y
5 FORMAT(1H0,2(5X,E16.8))
  RETURN
  END
       
  FUNCTION FUC(X) 関数、FUCを定義する関数副プログラム
  FUC=SIN(X)*COS(X)
  RETURN
  END

 

12−2
COMMON文


 異なるプログラム単位間でデータを参照するためには、引数を指定する方法の外にCOMMON文によって共通領域を指定する方法がある。

 一般形  COMMON/x1/a1/x2/a2/………/xn/an

a1,a2,………an:変数名や配列名又は配列宣言子の並び
x1,x2,………xn:ブロック名.英字ではじまる6字以内の英数字


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