研究紀要第6号 学習指導改善に関する研究 理科実験 - 024/036page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

交配
交配

 

2.交配

ハエは普通の場合,羽化後8時間以上たつと交尾をはじめ,♀はひとたび貯精嚢に精液を受けると以後は全部その精液で受精し3週間くらい盛んに産卵する。以後はずっと少なくなる。そこで,いま,交配しようとする対立形質の一方から朝のうちに羽化したものを除き,その後5〜6時間内に羽化したものを軽く麻酔させ,そのうちから処女バエ(羽化後8時間以内のものなら間違いない)3〜5匹他から羽化後2〜3日たったよく成熟した雄バエ5〜7匹(♂の方を少し多目にを餌の入っていない管ビンに一緒に入れよく麻酔をさめさせ,餌の入った第1ビンに移し,1〜2日で第2ビンさらに第3,第4ビンと移し,できるだけ同じPから多くのF1を得るようにする。

F1の交配,F2の求め方は前と同じ,また♀♂を肉眼で鑑別できる場合は麻酔をかけずに吸虫管で吸い分けてもよい。F1,F2を求める場合,ビンの中で卵が幼虫にかえり始める前に親を追い出すことを忘れてはならない。

キイロショウジョウバエの雌雄の比較
キイロショウジョウバエの雌雄の比較

交配

《単性雑種》 第1染色体(X染色体〉上のものを選ぶと伴性遺伝をしてしまうので,常染色体,すなわち第U,第V染色体上の劣性突然変異形質の中より選ぶ。よく第U染色体上の複眼の褐色眼brown(bw),痕跡翅vestigial(vg),第V染色体上の黒たん体色ebony(e),セピア眼sepia(se)翅の巻き上りcurled(cu)などが使われる。
PにU上のvgと野生種Oregonを用いてみた。

(1)〜(4)
♀×
(5)〜(8)
♂×
(正逆交配)

この二つの場合のF1を予想してみると,いずれの場合もで正常翅のヘテロ体となる。

正常翅と痕跡翅の単性交配
正常翅と痕跡翅の単性交配

【実験結果】

♀×♂ ♂×♀
実験結果 実験結果


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。