研究紀要第7号 児童生徒の生活意識と社会観に関する研究 性文化に関する調査 - 036/052page
5項目についてききただしたところ,下記のごとき結果がみられた。
−防ぎょ姿勢−
ア 小学校
イ 中学校
ウ 高 校
小学生は知らない人の車には乗らないという意織が男・女子に多く見られるし,特に女子が93.5%(平均)いるし,中・高生といくにしたがって防ぎょ態度が減少してくるが,反面判断してきめる生徒が多くなってきているのは,年令差かと考えられる。
中学生男子の4.4%と高校男子の20.9%が乗ってみるという意見がでてくるのは,低年令のものほど乗らないで,高年令になるにつれて判断してきめる状況で上昇カーブは,上学年にあらわれる。
女子82.2%で,男子の32%にくらベ,高校生でも乗らない者が,2倍強で慎重な態度である。
判断してきめる割合も,女子11.8%で男子は37.3%の3倍強で,逆結果がでているのは注目させられる。
それは男子の積極的関心のあらわれを示すもので,性別差がでたのであろう。
ただ都市と農村の地域差はあまりみられない状態である。6.ま と め
男女共学を終ってきた現在の生徒たちは,社会