研究紀要第8号 教授組織に関する研究 実践編 - 025/029page
段
階 学習内容と活動 時間 教授と分担 形態 反応と
評価 準備 Tc Td 反
省 7.まとめと話し合い 57.本時のまとめと次時の予告をする
リズム伴奏のくふうでむつかしかったところはどこでしたか
今日の合奏で楽しかったところは,どこですか
次の時間は新しい曲 空と海を勉強します ・学習の成果をたしかめる
○よくできなかったところはどこかメモする
○楽しく合奏ができたか,メモする大
よくできなかったところ
○リズムの組み合わせ
楽しくできたか
30/328.楽器のあとしまつをする
8.楽器の整理指示
○楽器をていねいに定位置に片付けさせる
・楽器の整理援助
(6) 考 察
@ 題材の取り扱い
ア 2学年合併集団による授業の第1年次として,器楽領域をとりあげたことは,器楽の導入,場面の構成で従来にない満足感がもたれた。
イ 複数の教師で検討し,題材構成の協力作成により,内容,方法が具体的になり,教育機器の活用も効率的に位置づけられた。A 基調案
ア 基調案の作成により,教材研究が充実し,内容も深まり,効率的であった。
イ 教師の特性が生かされ,役割・分担に主体性がもたれた。B 指導計画細案
ア 年間指導計画の作成は,主として器楽領域をとりあげ,総合的な器楽合奏の題材について合併授業を組むよう選択した。
イ 1時間ごとの指導計画細案は,合併授業を進めるうえに,効果的であった。C 教授過程
ア 合併授業により(学年のわくをはずし集団の再編成を行なう)器楽合奏を実施した結果は,器楽合奏の楽しさ,音の美くしさをじゅうぶん昧わせることができた。
イ 協力分担による授業の結果は,各パートの指導が,効率的で,ねらいが的確には握された。
ウ 教師相互の話し合いが具休的でないためか,相互に消極さがみられた。
エ 役割・分担に主体性が足りなかった。D 教師の役割・分担
ア 教育機器の活用はじゅうぶんであり,観察面も授業と平行して行なわれ,個別化は徹底された。
イ 「教授と分担」のらんの内容は,なるべく具体的にし,話し合いをじゅうぶんする必要がある。
ウ 教材研究が高まり,内容の深化がみられた。
エ 学習カードを利用した結果は各パートごとの演奏技能の高まりをみることができ,教授過程を吟味することができた。E 児童の反応
合併授業について,児童に次のような反応が