研究紀要第11号 学習指導改善に関する研究 理科実験器具の作成 - 008/024page
6.検 卵 器
1.製作のねらい
検卵器は,ふ卵4日以降のトリの卵が発生しているかどうか観察するためのものだが,理振で定める1〜2個では,授業中児童に検卵させるのには不足である。
そこで,構造的にも簡単で安価なものということで製作したのが,この検卵器である。
2.製作の方法
材料
○ 5oベニヤ板 13×90(p)
○ ソケット,中間スイッチ,40W電球
プラグ,ビニールコード1〜2m
○ エスロンパイプ直径12(p),長さ15(p)
〃 5(p),長さ 4(p)
○ エスロン板12×12p,クギ,木ねじ光源部のつくり方
側面板4まい(13×15(p))を切りとり1まいはコードを通す穴(径5o)をすみにあける。底面板12.4×12.4(p)を切りとり片面に4個のゴムを木ねじで止め,さらにコードをつけたソケットを固定する。
上面の板13.6×13.6(p)を切りとり,中央に直径3.5〜4(p)の穴をあけ,穴のまわりに,エスロンパイプの内径にそって4個のずれ止め,(角材)を固定する。3.使用法
○光源部上面の穴の上に,卵(4日以降)をのせスィッチを入れ暗室部をかぷせて観察する。
○教室が暗室の場合には,暗室部をつけないで数人で観察できる。
○暗室部は,右図のように,厚紙でメガホン形につくっても効果は同じである。