研究紀要第11号 学習指導改善に関する研究 理科実験器具の作成 - 007/024page
5.無気呼吸実験用保温びん
1.製作のねらい酸素を必要としない呼吸(無気呼吸)について実験する場合,下図のように発酵液を入れた容器を温水の中に入れて,温度を一定に保ちながら呼吸の実験をする場合があるが,保温水の温度が下がりやすく,温度を一定に保つことが困難である。それで,この欠点をできるだけなくすため製作したのが,発泡スチロール利用の保温ぴんである。
2.製作の方法
材 料
○ ビニール製広口薬ぴん(試薬のあきびん)
○ 発泡スチロール板(厚さ1p)
○ かきまぜ棒の銅線(径2o程度)
○ ゴム栓大小,温度計,曲げたガラス管,
○ ピニールテープ○保温効果;40℃ 500c.c.温水,室温17℃で実験
3.使用法
A;発酵液を入れた試験管をぴん中の温水にひたし,図のようにセットし,目盛りつき試験管にたまるC02の量を調べる。
B;Aと同ヒだが水滴の動きで調べる。