研究紀要第11号 学習指導改善に関する研究 理科実験器具の作成 - 018/024page

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14.交流記録タイマー

1.製作のねらい

図-1 完成品

 交流電源の周波数を利用した打点式の記録タイマーで,同種のものは市販されているが安価で容易に自作できるようにくふうしたものである。

2.つくり方

 厚さ20〜25oの堅木を図―2の寸法に切り台木にする。
 振動板は,厚さ2oの塩化ビニール板(通称塩ビ板)を図―3の寸法に切り,点線のところを直角に折り曲げる。この振動板には,打点用の木ねじと,直径10oのフェライト磁石(表裏の極性がNS規格のもの),および,電磁石の端子にするターミナルを付け,台木に木ねじで止める。(図―4参照)

 電磁石は,径5〜6oの鉄のボルトを利用して作る。図―5のように,ボルトにはビニール管をかぶせてから,径0.5o位のエナメル線を450回程度巻き,台木の切込み部にきつく差し込む。線を重ねて巻くとき,接着剤をぬって巻くとよい。
 テープガイドは,径1oの鋼鉄線を巾20oのコの字形に曲げて作る。
 また,テープ受けは,直ちゅう板を20o×20oに切って接着剤で台木にはりつける。

図-2 台木・図-3 振動板   図-4 ・ 図-5 電磁石


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