研究紀要第11号 学習指導改善に関する研究 理科実験器具の作成 - 020/024page

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図-1 本体の大きさ
図-2 スリットとスケール部分
図-3 回析格子部分
図-4
 これを,写真のように接着剤ではりつける。
 回折格子の部分は,図―3のようにグレーチングレプリカ(回折格子レプリカ)を,ハーフサィズ判のスライドホルダーにはさみ,本体に取り付ける。このとき格子の方向が上下方向になるように注意する。
 尚,写真のように本体の上面にも目盛り付きテープをはっておくと便利である。

3.使用法

 スリット面を光源に向けレプリカ面からのぞくと,スケール部分上にスペクトルが見られる。
 光波長の測定には,次の(1)式によって格子定数を求め,(2)式によって波長の概略値を求めることができる。
 図―4のようにスリットをS,格子の中心をG,求める一次スペクトルの位置をT,格子定数をd,波長をλとすると,


4.参考

(1) グレーチングレプリカは,フイルム面に回折格子を複製したもので,透過型が30pで700円で求められる。(発売元,東京都千代田区有楽町1-5,有楽町ビル2階,光洋株式会社)

(2) 接着剤は,合成ゴム系接着剤,コンタクト類がよい。


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