研究紀要第14号 児童・生徒の社会認識に関する研究 マスコミ文化・男女交際についての考察 - 006/022page

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指導だけでは不十分で内面的意識までおろした指導が必要である。わからないと答えているものも25〜40%いる。あまり気にとめない状態は,マス・メディアの氾濫の中で,テレビだけの調査で結論づけることには問題が残る。

図5.テレビを視聴するのが少なくなった原因はなぜでしょうか。

図5

 テレビ視聴の少なくなった原因をききただしたところ,高校生は,テレビがつまらなくなったと男女とも半数の者が答えている。
 成長段階よリテレビヘの魅力が少なくなっていくのがわかるが,反面テレビよりうける影響も小さいとみてよいのだろうか。
 勉強がいそがしくなったからという理由は,小,中,高生であまり差のない状態が男子にみられたが,クラブ活動と,趣味と友だちつきあいとの合計率は,小学生男子51.3%,女子37.5%,中学生男子50.8%,女子32%,高校男子23.1%,女子26・3%で,男子より女子が,高校生を除き少率の傾向である。

 特に小・中生では,半数の男子が弾力的行動で生活されている点を注目すべき千あろう。
 ただ子どもの接触方法と親の視聴態度が,小学生ほど指導の可能性の大なることも表われている。

4.まとめ

 児童・生徒たちは,テレビ視聴に対して興味なり魅力はもっているというが,反面受身的のためか,自発的な活動をもっと強調したいと語っている。
 前述したいやなことやいらいらする生活を送っている者は,小学校男,女全体で7.2%(小6)中学校8.7%(中2),高校21%(高2)の児童・生徒たちである。この児童・生徒を抽出し調査し


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