研究紀要第14号 児童・生徒の社会認識に関する研究 マスコミ文化・男女交際についての考察 - 008/022page

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図6.男女の区別のつきにくいみなりをすると家の人は,どういうだろうか。

図6

 小学生は,男女の区別のつけにくい服装にたいしては,親はやかましく注意したり,いやな顔をするとか,あまり文句をいわないという状態が,3分の1ぐらいずつあるのは,このような親のタイプがあるとみてよいであろう。中,高生になるとぜんぜん注意しなくなり真の無関心タイプを示すのだろうか。注意をするのは全体の20分の1ぐらいだとする高校生は,決められた服装や与えられた服装で満足する状態がでやすいのであろう。反面自分の個性にあった服装や時代の波で男女の区別のつけにくい服装になり他人へ関心をむけたり,自分で選択する自由さが,上学年ほどでておとなへ近づいたという意識が育つのであろう。

 要は,多少の選択の自由があるにしても,つねに小学生として,若い青少年として,娘らしい高校生として,親の意見を参考にしながら自分で選択し他人へ不快を与えない服装の配慮が家庭・学校ともに考えていきたい。

図7.外出するとき,友だち(男は女,女は男)にみられることを意識してみなりをととのえるでしようか。

図7


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