研究紀要第15号 長欠児童・生徒 かん黙児童・生徒の治療的指導に関する研究 - 001/022page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

T 調査の目的・対象・時期・内容・方法

(1) 調査の目的

この調査は,本県の長欠児童・生徒の実態,およびかん黙児童・生徒の実態を調査し,分析を加えながら,このような児童・生徒に対して学校当局や担任教師がいかに働きかけるか,対象児童・生徒の治療はいかにあるべきかの基礎資料を得ることを目的とした。

(2) 調査の対象

県内公立小学校・中学校の児童生徒(小学校・中学校とも1/3の無作為抽出)
 1.抽出小学校数……188校
 2.抽出中学校数……91校

(3) 調査実施時期 昭和48年9月5日〜10月5日

(4) 調査の内容

1.長欠児童・生徒に関するアンケート
2.かん黙児童・生徒に関するアンケート

長欠児童・生徒に関する調査項目は15項目とした。
かん黙児童・生徒に関する調査項目は15項目とした。
各調査とも,1項目より8項目までは,個人的な徴候についてのアンケートとし,9項目は本人の成績,10項目は知能テスト,11項目は兄弟関係,12項目は出生の順位,13項目は家庭の養育態度,14項目は家庭の経済状態,15項目は同居する家族関係を調査した。
なお,長欠,かん黙の両調査とも,2部において効果的と思われる計画や指導,ならびに効果的でなかったと思われる計画や指導についての調査をおこなった。

(5) 調査の方法

質問紙法とし,調査項目に該当するものを各学校の担当者が記入する方式をとった。調査用紙の配布,回収は,各市町村教育委員会の協力をえて,各教育事務所を通じておこなった。

 

U 調査内容・集計・分析

(1) 調査項目

長欠児童・生徒の調査については,以下のT・Uのアンケートを実施した。

T あなたの学校の全児童・生徒を対象にして,家庭の貧困や親の無理解などの理由がないのに,次にあげる内容のもとに学校を休む児童・生徒がいましたら氏名(頭文字・性別で記入)をあげて,当該項目に○をつけてください。同一児童・生徒について,いくつ○をつけてもかまいません。なお,その他の設問には文字または文章で記入してください。

(例)
学年・組(6の3,5の1のように記入してください)
3の5
                   
性別(男女という文字で記入してください)
 
 
 
 
 
氏名(Aのように頭文字で記入してください)
A
 
 
 
 
 

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。