研究紀要第15号 長欠児童・生徒 かん黙児童・生徒の治療的指導に関する研究 - 015/022page

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28.男女別かん黙児童・生徒数

県 北
県 中
県 南
会 津
南 会
相 双
いわき
合 計
男女比
男 子
19
24
6
9
2
4
12
76
53:47
女 子
18
16
5
8
0
9
1
67
出現比
5.1:4.9
3:2
5.5:4.5
5.3:4.7
2:0
1:2.3
5.2:4.8
5.3:4.7

29.学年別かん黙児童・生徒数

小1
2
3
4
5
6
中1
2
3
合計
県 北
4
3
6
6
6
7
2
2
1
37
県 中
10
7
6
2
5
2
4
2
2
40
県 南
1
0
2
3
4
0
0
0
1
11
会 津
0
1
2
3

4

1
2
1
3
17
南 会
0
0
0
0
0
0
0
0
2
2
相 双
5
0
1
0
1
1
2
1
2
13
いわき
2
1
4
0
1
2
3
6
4
23
合 計
22
12
21
14
21
13
13
12
15
143

学年が進むにつれて,かんもく児童生徒の数が減るのは当然と考えられるが,本調査では小学校1年,3年,5年が他の学年に比較して高いのが目立つ。これは学校での指導により,1年児に一時期急激にかんもく児が減少するが,その後はもうなおらないもの,手がつけられないものとして,あまり治療的な指導の手が加えられていないことを物がたっているのではなかろうか。

30.かん黙の状態

 
小学校
中学校
 
かん黙の状態
人数
割合
人数
割合
人数
割合
1
家庭でも学校でも口をまったくきかないので非常に困る。
4
%
1.3
5
%
4.9
9
%
2.2
2
家庭では,どうにかこうにか口をきくが,家庭から一歩外に出ると口をきかない。
42
14
18
17.5
60
14.9
3
買物など,必要にせまられると口をきくが,登校するとまったく口をきかなくなる。
33
11
8
7.8
17.5
14.9
4
学校で仲のよい友達とは話をするが,授業中は口をきかなくなる。
58
19.4
20
19.4
787
19.4
5
グループ学習のような集団学習では,多少話をするが,教師の発問には話をしたくなる。
30
10
13
12.6
43
107
6
順番で当てられたり,話を強いられたりすると,低い声で無表情にかんたんに答える。
55
18.4
17
16.5
72
17.9
7
最小限必要なときだけ担任教師に返事をするぐらいで,他の先生とは話をしない。
52
17.4
16
4.0
68
16.9
8
直接お世話になっている先生とは話をするが,それ以外の先生とは話をしない。
25
8.4
6
5.8
31
7.7

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