研究紀要第15号 長欠児童・生徒 かん黙児童・生徒の治療的指導に関する研究 - 018/022page
イ 小学校については,教師の本人に対する話しかけや,話し方の指導などが非常に多く,原因の調査,本人の良い点をほめることなどがそれに次いでいる。
中学校についても,小学校と同じ傾向が多くみられ,本人に対する暖か味のある接触が効果的であるとされている。ロ 要するに,かん黙児童生徒は,型こそ違え,学校社会に不適応であることが主たる原因と考えられているのだから,学校という場にいかに適応させていくかが大切であり,そのためには,いろいろなアプローチが試みられるべきであろう。
40.かん黙児童・生徒の効果的指導法−学校・教師に関して (小学校)
県 北 県 中 県 南 会 津 南 会 相 双 いわき 計 学校
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教師に
ついて教師の愛情ある個別指導 20 5 1 5 9 40職員の共通理解 9 5 1 3 1 2 21学級の雰いき・人間づくり 6 8 4 1 6 25特別教育活動・行事への参加 2 1 5 3 11生活環境等の調査 7 1 2 10教育相談の実施 2 3 2 7特殊学級への入級指導 3 1 4学習指導方法のくふう 3 3読書指導 3 3生活指導計画のくふう 1 1 2現職教育のくふう 1 1 2事例研究会の開催 2 2転入児童に対する配慮 1 1親へのカウンセリング 1 1記録をとり指導に生かす 1 140-2 (中学校)
県 北 県 中 県 南 会 津 南 会 相 双 いわき 計 学校
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教師に
ついて学級の雰いき・人間づくり 3 3 8 2 16教育相談の実施 2 5 1 1 2 3 14職員の共通理解 2 2 1 5 2 12教師の愛情ある個別指導 2 4 1 1 2 10特別活動への積極的参加 2 1 2 3 8生活歴・環境調査・検査 2 1 2 1 6事例研究会をもつ 1 1現職教育による研究会をもつ 1 1生徒の変化に注意する 1 1教育の場を広く考えて指導 1 1特殊学級への入級指導 1 1