研究紀要第18号 教授組織に関する考察 - 015/027page

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  体育……合併(2学級2教師)週2/3時
  音楽,図工……専科的授業
 イ 中学年・高学年……前年度に同じ

(3) 3・4年次(47・48年度)

@ 合併体育指導計画の作成
A 実証的研究
 ア 低学年
  体育……合併(2学級2教師)週3時
  算数……同時間に能力別3グループ編成
  音楽,図工……専科的授業
 イ 中学年
  体育……合併(2学級3教師)週3時
  理科……複数(1学級2教師)週1/3時
  音楽,図工……専科的授業
 ウ 高学年(前年同様)
B 学年団を校務運営の推進母体として位置づけ,校務分掌の領域も企画から実務まで学年団により行なう。

(4) 5年次(49年度)

@ 合併授業は担任プラス1名のチームを編成し前年度までの体制を強化した。
A 福島市教委の研究指定(体育)をうけ,これを契機に対象教科を体育科重点ですすめた。
 ア 基本的学習訓練の統一と徹底
 イ 学習集団に応じたチームメンバーの有機的な役割,分担の検討
 ウ 体育科(合併授業)の全領域(全内容)についての指導計画を全面的に改訂

3.教授組織ならびに運営の実際

(1) 基本方針

@ 実態に適応した組織と周到な計画をもって,組織的,効果的な運営をはかる。
 ○ 職員組織の適正な運用により,体育科指導の協業体制をつくる。
 ○ 学級担任による指導に加えて,必要に応じ専科的指導を行なうため,組織全体を見通した職員の配当をする。
 ○ 校務推進母体を学年団におき,指導・研究・管理・経理事務等を学年団内で統一的,一体的にすすめる。
A 全職員の共通理解をはかり 協力教授を積極的にすすめる。
B 教師集団の協力体制をとることにより各教師のもつ特性と指導の専門性を生かし授業の改善につとめる。
C 学年団組織による協力教授に,学級担任制の長所を生かし,生徒指導,学習指導の両面を重視して,指導に当たる。
D児童の発達段階や教材内容等に応じて既成学級を、大集団,中集団,小集団に再編成し,学習の個別化を徹底する。

(2) 運営組織

 本校では教授・学習組織,運営組織,事務組織に大別し,各組織は教授・学習組織を基盤として構成している。

 〈教授学習組織〉
 学年団(高学年,中学年,低学年)をチームとし,各学級担任のほかに,特殊学級担任,担任外教員,養護教員等も加えて編成している。
教科外各種研究についても,その業務内容と学年団との関連のもとに,受け持ち学年団の分担内容としている。

 〈運営組織〉
 各種委員会や研究部の構成は,各学年団からそれぞれ参加して構成し,運営組織と学年団との連けいを密にしている。

 〈事務組織〉
 教師の適性や学年団との関連を考慮し関連性のある事務内容をまとめ,学年団で分担している。


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