研究紀要第18号 教授組織に関する考察 - 020/027page
(8) 教授過程
活動・内容 時間 役割分担 指導上の留意点 T1 T2 T31.学習のめあてにつ
いて確認する。
2.準備運動をする。
○かけ足…ボールを
使って
○首かた腹筋の運
動
○うさぎとび 手押
車
3.倒立をする。
A…補助の手をは
なれて少し立っ
ている。
B…倒立の方法が
わかり倒立(補
助)ができる。
4.台上前転をする。
○能力別に目標に
むかって練習する。
A…ひざ 足首を
のばしてなめら
かに前転する。
(手をかるくつ
く)
B…腰を高く保って
,なめらかに前
転する。
C…ふみ切って台
上前転をする。
5.模範演技をみる。
6.整理運動をする。
○フォークダンス
7.次時の予告を聞
く 3分
5分
10分
20分
2分
3分
2分○学習意欲の度合い
をみる。
○用具の安全点検を
する。
○個別指導をする。
3.全体指導をする。
○倒立の要領を知ら
せる。
○補助のしかたを示す
○Bグループの指導を
する。(ひざをまげた
倒立)
手をつく位置・目の
位置・両足ふみ切り・
補助者は腰を支える。
4.全体指導をする。
○Cグループの指導を
する。
・マット上での前転
をさ せる。
・マットを重ねて高く
して前転させる(手
のつき方・からだの
まるめ方)
・2,3歩助走して強
くふみ切り高さに対
する感覚をつかませ
る
・とび箱上で前転さ
せる。1.学習内容を知ら
せる。
○倒立や台上前転
の学習の進め方や
めあてを知らせる。
2.全体指導をする。
○ボールを使って体
操させる。
○Aグループの指導
をする。
・片足や両足ふみ
切りで倒立させる
○児童の健康状態
をみる。
○見学児への指示
○個別指導をする。○教科書によって倒立と台上
前転の基本的なフォームを
みせる。
○興昧本位にならないように
する。
○腹筋と筋力を重点に行なう。
○ふたり組は力のつり合った者
とくませる。
○能力の低い者には二人の補
助者をつける。
○補助者は手のはば・指の開
きと方向目の位置などについ
て気をくばりながら補助させる。
○各グループの能力に合った高
さのとび箱でまわらせる。
○恐怖心をとりのぞくために,と
び箱の横にマットをしき安全に
配慮する。
○進歩したことがみとめられた時
は上の段階に進ませる。
○お互いに話し合って協力して
練習させる。
○各グループごとに必要により話
し合いをさせる。
○整理運動としてフォークダンス
をのびのびとさせる。
○本時の反省から倒立や前転
の練習を自主的にするように
させる。手をつく位置・目のけどころ
けり上げたときのフォーム
たおれそうになった時の支持要領
着地のし方○Bグループの指導
をする。
・腕立て腰浮かせ
をさせる。
(ひざをまげたまま
・両足ふみ切り ・
手のつき方)
・上半身をまる
(タイミングをつか
ませる)
・着地のとき腰が
とび箱の先端につ
くようにまわらせる。
・腰を高くあげひざ
を伸ばして前転
させる。
○Aグループの指導
をする。
・腕立て腰浮かし
をさせる。
(ひざを伸ばして
両足のふみ切り
・手のつき方)
・ふみ切りで強く高
くあがる練習をさ
せる。
・着地のとき腰がと
び箱の先端につく
ようにまわらせる。
・とび箱にかるく手
をついても前転で
きるようにする。5.←--よくできた児童の演技をみせる---------------→ 〇用具のかたづけを指
示する。
〇レコードの操作をする。
6.全体指導をする。
○トロイカを踊らせる。
(9) 協力教授の形態と集団の編成
@ 基本的な考え
合併授業で最もたいせつなことは,チームワークである。3教師(4教師)がそれぞれ分担した役割をとおして指導の満足感がえられるようにしたい。
そこで,教師の特性を生かしT1は機械運動・T2は陸上運動というように,リーダーを領域(題材)によってかえる。
また授業を前半(話し合い,準備運動)中(中心教材)後半(整理運動・次時の予告)に分けてそれぞれの教師が主となって授業を進めるようにした。
A 教授形態
ア 話し合い(導入)は大集団なので説明がよくわかるよう扇形の隊形とした。
イ T2が全体に目がとどくような位置に立つ。(中集団・準備運動)