研究紀要第19号 児童・生徒の発達の特徴に応ずる教育 - 009/032page

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マッチをすれるようになるのは,男子の場合2〜3年,女子では3〜4年で,ピークに,1年間のひらきがみられる。これは男女間の冒検心のちがいが,その差を生みだしているものと思われる。
したがって,小学校理科カリキュラム,3年時の指導,“アルコールランプの点火”に焦点をあて,マッチのすりかたを指導するのが望ましい。

3.ほうちょうで,大根やくだものの皮がむけるだろうか。
表13.
 (単位%)

小5

小6
小学校計
中2
中学校計
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
1.たいへんじようずにむける
1.8
4.3
12.3
13.8
7.8
1.3
12.0
2.6
4.0
9.9
22.1
9.2
15.8
6.3
15.7
10.9
2.じょうずにむける
18.2
12.9
40.4
23.1
14.3
18.4
40.0
46.1
15.8
37.7
19.5
18.4
35.5
45.0
19.0
40.4
3.ふつうである
54.5
58.6
31.6
58.5
49.4
59.2
40.0
51.3
55.4
45.8
42.9
52.7
46.1
42.5
47.7
44.2
4.よくむけない
20.0
15.7
14.0
3.1
22.0
13.2
6.7
0
17.6
5.3
13.0
15.8
2.6
6.2
14.4
4.5
5.ぜんぜんできない
5.5
8.5
1.7
1.5
6.5
7.9
1.3
0
7.2
1.1
2.5
3.9
0
0
3.2
0

図10 男子 ほうちょうがいつつかえたか
図10 男子 ほうちょうがいつつかえたか

図.11 女子
図.11 女子
表13の中で,項目1+2(できる)は,小学校男19.8%,女47.6%,中学校男34.7%,女51.3%と男・女の技能差が著しい。ほうちょうの使用は,5年で学習するが,女子では,技術・家庭へのわたりを考慮すべきだろう。男子の場合は,工作用具へのわたりをより計画的に考えなければならない。個人的にみると,女子は3年,男子は4年がピークであり,ヤマが1年ズレている。マッチの調査とくらべて男女の差が逆になっている。

4.幼い子のめんどうはみれるだろうか。
@幼い子が,うちにいるだろうか。
表14. (単位%)

小5

小6
中2
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
都市
農村
1.いる
21.8
24.3
31.6
26.2
26.0
7.9
13.3
19.7
7.8
9.2
11.8
16.3
2.いない
78.2
75.7
68.4
73.8
74.0
92.1
86.7
80.3
92.2
90.8
88.2
83.7

図.12
図.12


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