研究紀要第19号 児童・生徒の発達の特徴に応ずる教育 - 030/032page
記に写真でしめしてみよう。
じょうずな者
まずい者写真4
写真5
※中・2男は,左ききのまずさも加っている。
(注)針目は,0.5pぐらいとし,ぬい方は師範してやらせたものである。本ぬいの早さのはやいものが,美しくできているのが一般に認められるが,全部が一致しているとは限らない。しかし逆に遅い児童が,できあがりがきたないともいえない。
遅くとも美しく仕上げる児童もいるが,相対的にみると,遅い子は,やり方がわからない,作業手法操作がなれていない,ぬった経験が少ないなどで,長さで,5p〜47pまでの差であり,個人差は,9倍ぐらい大きく開いてしまう。学年間の差は,6〜3倍のひらきがでており,技能発達に大きな違いがみられることが判明した。