研究紀要第21号 学校経営の研究 本県小学校における教授組織の実態 - 004/025page

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3. 複数教師担当の実態

(1) 実施学年と実施教科……(第2表)

 第2表は,「1学級複数教師担当」を実施している学校を対象に,その実施学年・実施教科の件数(事例数)を実数であげたものである。
 実施学校数がすくないので,考察は省略する。

第2表

(件数)
実 施 教 科
実 施 学 年











1
2
3
4
5
6
1

2
3

4
5

6
小  6
6
2
4
3
1
1
17
1
4
5
5
1

1

17
中  4
2
2
6
3
2
15
2
4
5
4
15
大  1
3
3
3
1
2
12
3
5
4
12
全体11
2
6
5
11
10
4
1
5
44
3
11
15
13
1
1
44

 ・学年件数は,実施学級の延数を計上し,教科件数は,その場合の教科別延数を計上した。
   ・1・2,3・4,5・6は複式学級

(2) 教師の構成と指導計画……(第3表)

 第3表は,担当している複数の教師に関して,教師の構成および担当内容と指導計画との関係について,学校の全般的傾向を問うた結果である。

第3表
〜6
7〜17
18〜
全体
6
4
1
11




 複数教師全員が,学級担任の場合が多い。
3
3
 学級担任外教師が参加している場合が多い。
1
4
1
6
 どちらともいえない
 無  答
2
2



 当該教科の全領域・全単元を実施。
3
2
1
6
 ある単元や分野に限ってその全内容を実施
1
1
 単元・領域は考えない必要を認めた内容を実施
1
1
2
 無  答
2
2

4. 合併学級複数教師担当の実態

(1) 学施学年と実施教科……(第4表)

 第4表は,「合併学級複数教師担当」を実施している学校を対象に.その実施学年・実施教科の件数(事例数)を割合であげたものである。
 「実施学年」についてみると,小規模校における異学年合併も,また中規模校・大規模校における学年内合併の場合も,各学年の実施比率は,全学年ほぼ平均化されており,特定学年がなくて優劣がつけがたい現状である。
 また「実施教科」についてみてみると,体育が圧倒的比率を占め,「合併即体育」といってよい現状である。この実態は,合併授業としての体育のとりあげ方にもかかわることと思われる。

(2) 教師の構成と指導計画……(第5表)

 合併授業を担当する教師の数や立場,また指導内容と指導計画との関係について,実施校の全般的傾向を問い,集計した結果が第5表である。


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