研究紀要第21号 学校経営の研究 本県小学校における教授組織の実態 - 015/025page
9.学校単位にみた教授組織の類型
(1) 学校規模ごとにみた類型の比率
これまでは,「学級担任外専科的」「学級担任専科的」「交換担当」「奉仕担当」の形態ごとに分割してあげたが,ここでは,学校単位にみた形態のまとまりをとりあげた。
学校ごとにみた場合のまとまりを示すため,便宜上,第U表担当形態の記号を用いた。
,,,の4形態のとりいれかたは,簡単なものから複雑なものへ,そしてその中間のものと,多くの類型が考えられようが,実態は第19表のようである。全体的傾向
第18表 奉仕担当の教科
全体的な傾向としていえることは,(A)(B)の比率が低く,(C)両者担当と形態が複合して行われている場合の比率が高い。
この傾向は,小規模校においては.(B)が25%を占めていて必ずしも明確でないが,中規模校,大規模校ではあきらかである。
%
〜6 7〜17 18〜 全体 国 語 0.5 0.8 0.6 0.5 習 字 5.2 9.7 6.7 7.2 社 会 3.9 6.2 3.5 4.6 算 数 1.0 1.0 1.5 1.1 理 科 5.7 8.5 5.5 6.7 音 楽 24.1 22.9 16.6 21.9 図 工 7.7 7.8 9.6 8.2 家 庭 45.4 32.4 42.6 40.2 体 育 6.2 9.9 13.1 9.1 道 徳 0.3 0.8 0.6 0.5学校規模ごとの傾向
比率の高い類型を,学校規模毎にみてみるとRがどの規模にも共通しており,Sが大規模,中規模,Kが中規模,小規模に共通している。大規模のL。中規模のP,小規模のJ・Cなど