研究紀要第21号 学校経営の研究 本県小学校における教授組織の実態 - 023/025page
(2) 形態別意見
前26表項ウ・エに該当すると考えられる形態(〜の6形態)について,理論と実際の両面から賛否の意見を求めた。その結果は第28表にまとめたとおりである。
(形態毎に各群から,それぞれ1つ選択)
〈A群〉
ア.理論として賛成
イ.理論として,不賛成
ウ.理論として,問題点のこす。
〈B群〉
ア.現実に実施と想定した場合賛成である。
イ.現実に実施を想定した場合不賛成である。
ウ.現実に実施を想定した場合,問題をのこしながらも,実施にふみきる。
第28表
(大・中・小は,学校規模) %
A 群
B 群 ア イ ウ 無答 ア イ ウ 無答複 数 小 53.6 2.9 13.2 30.3 20.4 41.1 8.2 30.3 中 56.3 5.1 10.8 27.8 22.8 38.6 10.8 27.8大
62.0 5.1 12.7 20.2 22.8 39.3 17.7 20.2合 併 小 47.5 7.5 16.4 28.6 24.6 31.8 15.0 28.6 中 51.3 5.1 15.2 28.4 34.8 22.2 14.6 28.4 大 8.2 8.9 15.2 17.7 40.5 24.1 17.7 17.7担任外専科 小 66.8 1.4 4.3 27.5 48.9 15.7 7.9 27.5 中 72.2 0.6 3.8 23.4 58.2 7.0 11.4 23.4 大 79.7 5.1 1.3 13.9 72.3 4.1 8.7 13.9担任専科 小 51.2 7.1 12.1 29.6 31.5 26.4 12.5 29.6 中 58.2 7.0 12.7 22.1 37.3 20.3 20.3 22.1 大 60.8 5.1 17.7 16.4 39.4 27.8 16.4 16.4交 換 小 59.7 5.4 12.1 22.8 50.1 10.0 17.1 22.8 中 58.9 6.3 12.0 22.8 52.5 5.7 19.0 22.8 大 69.7 3.8 10.1 16.4 49.4 5.1 29.1 16.4奉 仕 小 43.6 11.1 23.6 21.7 35.4 13.6 29.3 21.7 中 40.5 12.7 20.9 25.9 34.2 11.4 28.5 25.9 大 32.9 19.0 29.1 19.0 32.9 25.3 22.8 19.0全般的な傾向としては,A群では「ア.賛成」が最も多く,「イ.不賛成」「ウ.問題あり」とする意見がわずかである。この傾向は,各形態について,また各学校規模について,共通していえることである。
また,実際に実施を考えた場合の意見としては,大部分の形態は,実施賛成が高い比率を示している。しかし,形態や学校規模によっては逆の傾向を示したり,また特徴的な傾向を示している。A群の一般的傾向と異なる傾向を示しているもの。
……小規模校から,大規模校にかけての,賛