研究紀要第22号 児童・生徒の学習能力の発達 学習能力の発達と授業の研究 - 024/062page

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できる。さらに,2校とも番号を追って順次高い正答率になっているのは,拍子に対する馴れが原因と思われる。いずれにしても,拍を感じながら旋律をきくという習慣が重要であろう。

(問題番号−6)

 これからひくふしは,そこに書いてあるリズムとどこか1ヵ所だけちがっています。それをみつけてちがっている小節の下に×をつける問題です。
 では,練習のふしをひきます。

問題番号-6

答は,2小節目がちがいますね。それでは,問題にはいります。必ず1ヵ所にだけ×をつけてください。2回ずつひきます。

問題番号-6

〔解答らん〕
問題6 リズムのまちがいをあてる問題。

問題6 練習 問題

問題6 結果

考察
視覚によるリズムのよみとりと,実音によるリズムの感受能力を対応させた問題であるが,感覚が2分され,よみとりに困難をきたすおそれを予測して,すべて各小節の1拍目からまちがいを作ったため,かなり良い結果がでている。しかし,2番と5番については1拍目が提示したリズムよりも実音の方が細分されたリズムであったために正答率が低い。

(問題番号−7)

こんどは,ピアノでひいたリズムをリズム譜に書く問題です。はじめに四分音符1拍の長さをひきます。(3拍子を2小節ひく)
それでは,問題にはいります。3回ずつひきます。(1番……2回目……3回目)

練習問題-7

〔解答らん〕→省略

問題7 結果


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