研究紀要第22号 児童・生徒の学習能力の発達 学習能力の発達と授業の研究 - 027/062page
イが1番よくあっていますね。ですからのイを○でかこんであります。もう1度たしかめましょう。(アイウの順に再演奏する)
では,問題にはいります。2回ずつひきます。
(1番…ア…イ…ウ,もう1度……)〔解答らん〕
練 習 →
アウ 問 題 →
1番 イ ウ
2番 ア イ
3番 イウ
4番 アウ
5番 ア イ考察
メロディーに協和する和音をききわける和声感覚の問題である。測定の結果,3番と5番に誤答が多いのをみると,3番ではイに,5番ではアに○をつけたものが多い。これは不協和音(3番の場合は,Xの9の和音)を多く使用する現代ポピュラー音楽の聴取(ラジオ・テレビ等)の影響と考えられる。
しかし,基本的な主要三和音の理解という面から考えれば,不協和音はやはり不協和音として感受させなければならないであろう。(問題番号−11)
これから,短かいふしの伴奏をひきます。伴奏の和音は4個ありますが,ひびきのちがうところが1回だけでてきます。それは1,2,3,4のうち,何番目でしょう。1度練習をしてみましょう。
かわったのは,3番目ですね。ですから練習の3のところに○がついています。もう1度たしかめてみましょう。(再演奏)
問題は2回ずつひきます。では(1番,もう1度……2,3,4,5)