研究紀要第22号 児童・生徒の学習能力の発達 学習能力の発達と授業の研究 - 029/062page
問題
1
番 一
回
目 二
回
目 × ○
2
番 一
回
目 二
回
目 ○ ×
3
番 一
回
目 二
回
目 ○ ×
4
番 一
回
目 二
回
目 × ○
5
番 一
回
目 二
回
目 × ○考察
同じ曲の速度比較という極めて単純な問題であったために,一般に正答率が高い。5番が2校とも低くなっている原因は,他の曲にくらべて曲を構成しているリズムが,四分音符と二分音符のみの単純リズムによるものと考えられる。また,A校の2番ができていない原因は不明である。
Eのまとめ速度感覚の集計は,下表のとおりである。
6 個人別能力測定集計の結果と考察
(1) 個人別測定総合点と第2学期末評価粗点との比較
音楽学習に大きな比重を占める表現能力測定を省いて実施した今回の前提能力測定は,感覚的能力というごく一部を取り上げたにすぎず,ここで測定の方法や内容の客観性・妥当性について論ずることは早計であるが,一応感覚的能力測定のみの客観性を裏付ける一方法として,学校における2学期の総合評価と対比してみることにした。
次のグラフは,B校の1番から36番までの児童について測定集計の合計点(120点)と,音楽担当者の評価粗点(歌唱・器楽・基礎・鑑賞・創作(各100点))の合計点(500点)を,それぞれ100点満点に換算して比較したものである。