研究紀要第25号 学習指導に関する研究 - 003/060page

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 ・数と計算の意味では,万の位の理解,不等号の利用,加法,減法の性質を計算にいかす,余りの意味の理解。
 ・図形では,二等辺三角形,正三角形の理解,円のまわりと直径の関係の理解,球の直径の理解。
 ・数量関係では,対応する値の組を表にまとめる,数量関係を公式の形に表わす,□,△などを用いた式に表わす,式の□や△にあてはまる数をもとめる,資料を分類,整理する,折れ線グラフを読む。

 A 4年の場合

 ・数と計算の意味では,億,兆などの単位の理解,概数が用いられる場合の理解,概数をつくる,計算過程の計算法則の理解,約分の理解,小数の四則を適用した問題を解く。
 ・数量関係では,変化を折れ線グラフに表わす,等式の性質の理解,公式の考え方の理解と利用,二つの事がらの起こる場合の落ちや重なりをしらべる,集合の関係を表わす記号⊃の理解。
 ・計算では,乗数が整数の場合の小数の乗法計算,除数が整数の場合の小数の除法計算,同分母の分数の加法計算と減法計算,同分母の分数の加法,減法の混合計算。
 ・量と測定では,面積測定の意味の理解,体積測定の意味の理解,立方体,直方体の体積を求める,容積の理解。
 ・図形では,平行,垂直の理解,平行線と一直線でできる角の関係の理解,合同の概念の理解,三角形がきまるという意味の理解,台形,平行四辺形の理解,直線,平面の平行,垂直の理解,空間における位置の表わし方の理解。

(3) 高学年について

 @ 5年の場合

 ・数と計算の意味では,観点をきめて整数を類別すること,倍数・約数を集合としてみること,商を分数で表わすこと,概数の積・商の処理のしかたの理解,整数・小数・分数の相互関係の理解,同じ大きさの分数の集合づくりの理解,割合についての理解。
 ・計算では,乗数が整数の場合の分数の乗法計算,除数が整数の場合の分数の除法計算。
 ・図形では,三角形の内角の和や求積をもとに他の図形を考えること,包摂関係に着目した基本的な図形の理解,円周率の意味の理解,円をもとにして正多角形をかくこと,対応点をもとにして対称な図形を見分ける。
 ・量と測定では,測定値の処理方法として平均などの理解,面積や体積を概測すること,平行四辺形や台形の求積の理解,多角形の面積を三角形などに分けて求めること,円の面積を公式をつかって求めること,単位量あたりの考え方を用いること,速さの計算。
 ・数量関係では,式で二つの数量関係をとらえること,文字を用いて式を表わすこと,文字にあてはまる値を求めること,百分率と歩合の意味の理解,小数,分数と百分率,歩合の相互関係の理解,問題解決の場で,百分率,歩合を用いること,以上,未満の理解,資料から全体の傾向を推計すること,円グラフや帯グラフの理解。

A 6年の場合

 資料不足のため比較対象外とする。

 

3 比較できる指導内容の問題概略

(1) 低学年について

 @ 1年の場合

 ・数える

数える


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