研究紀要第25号 学習指導に関する研究 - 018/060page
領 域 問題のねらい 平均正答率 34年度 43年度 47年度4 量と測定 1.単位相互関係の理解。 53.9 57.3 23.92.長方形,正方形の面積を求める。 15.0 47.8 51.23.角の大きさの単位の理解。 55.0 61.8 67.2(3) 高学年について
@ 5年の場合
領 域 問題のねらい 平均正答率 35年度 42年度 47年度1 数と計算の意味
1.分数の大小,相等を比べることの理解。 65.3 62.1 62.92.小数の四則計算を適用した問題を解く。 49.5 57.9 62.23.分数の四則計算を適用した問題を解く。 36.0 49.9 25.82 計算
1.小数の乗法除法の計算。 55.0 80.3 66.02.異分母の加法,減法の計算。 59.5 66.9 56.03 量と測定 1.三角形の面積を求める。 42.0 65.2 43.82.速さの表わし方の理解。 35.0 78.7 28.34 数量関係 1.平均の意味と計算。 45.0 68.5 41.22.度数分布を表わす表や図の理解。 24.0 61.4 73.2A 6年の場合
資料不足のため比較対象外とする。
5 基礎学力の変動の分析
領域ごとの平均正答率によって,基礎学力の変動を概観し,その変動が偶然変動なのか,意味のある変動(学力の向上あるいは低下を意味する)なのかを平均正答率の年度間比較におけるdataの分散分析によって分析する。
(1) 低学年についての分析
@ 1年の場合
領 域 平均正答率 37年度 42年度 47年度数と計算の意味 66.7
78.1 79.4量と測定 87.0 91.2 84.9計 算 78.0
90.5 87.1以上の総合 77.2 86.6 83.8次に,年度を水準とした分散分析表を示す。
水準が37,42年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 442.04 1 442.04 2.986 誤 差 2368.86 16 148.05 全 体 2810.90 17有意差なし。
水準が42,47年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 8.41 1 8.41 0.109 誤 差 1234.11 16 77.13 全 体 1242.52 17有意差なし。