研究紀要第25号 学習指導に関する研究 - 019/060page
この分析によれば各年度間の平均正答率の差は偶然変動と考えられる。
A 2年の場合
領 域 平均正答率 37年度 42年度 47年度数と計算の意味 54.5 69.1 65.6量と測定 63.5 71.0 75.7計 算 72.5 82.6 82.3以上の総合 63.5 74.2 74.5次に,年度を水準とした分散分析表を示す。
水準37,42年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 766.82 1 766.82 4.290 誤 差 4289.68 24 178.74 全 体 5056.50 25有意水準5%で有意差あり。
水準が42,47年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 1.00 1 1.00 0.005 誤 差 4616.62 24 192.36 全 体 4617.62 25有意差なし。
この分析によれば,37年度と42年度の間の平均正答率の差は意味のある変動となり,42年度と47年度の間の平均正答率の差は偶然変動と考えられる。(2) 中学年について
@ 3年の場合
領 域 平均正答率 34年度 43年度 47年度計 算 73.3 84.2 89.6量と測定 42.1 65.7 59.9数と計算の意味 38.3 62.8 43.2図 形 45.8 86.3 74.3数量関係 56.8 72.6 68.8以上の総合 51.2 74.3 67.2次に,年度を水準とした分散分析表を示す。
水準が34,43年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 3413.23 1 3413.23 13.93 誤 差 5882.59 24 245.11 全 体 9295.81 25有意水準1%で有意差あり。
水準が43,47年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 339.13 1 339.13 1.21 誤 差 6728.27 24 280.34 全 体 7067.37 25有意差なし。
この分析によれば,34年度と43年度の間の平均正答率の差は意味のある変動となり,43年度と47年度の間の平均正答率の差は偶然変動と考えられる。A 4年の場合
領 域 平均正答率 34年度 43年度 47年度数と計算の意味 49.2 70.1 38.6数量関係 59.7 67.3 67.6計 算 57.8 70.0 67.4量と測定 41.3 55.6 47.4以上の総合 52.0 65.8 55.3次に,年度を水準とした分散分析表を示す。
水準が34,43年度のとき
要 因 平方和 自由度 不偏分散 分散比 水準間 1123.26 1 1123.26 4.79 誤 差 4691.73 20 234.59 全 体 5814.99 21有意水準5%で有意差あり。