研究紀要28号 両親および教師からみた現代の小学生像 - 011/023page
(10) 塾,けいこごと,家庭教師について
塾通いが,教育界のみならず大きな社会問題の一つとしてクローズアップされてきている。しかしこの問題は依然として未解決のまま今日に至っている。本調査においても,図24に示すごとく,塾,けいこごとに通っている子供は全体で77パーセント,福島市においては実に85パーセントにも達していることがわかった。
なお,これらのパーセントは,延人員であり,一人で2つ3つあるいは4つの塾やけいこごとに通っている子供も延べて計算されている。したがって,実人員を表示すれば図25のような割合となる。さらにこれを分析し,塾・けいこごとに2つあるいは3つと通っているものの割合を示すと,図26・27のようになる。
なお,4つ以上の塾通いやけいこごとについては,人数が少なく図示できなかったが,福島・郡山に各1名,いわき市に2名の計4名があったことを付記しておく。