研究紀要28号 両親および教師からみた現代の小学生像 - 012/023page
塾・けいこごとの種類については,図28に示すごとく,習字・珠算・音楽などの教室に通うものが,全体の8割以上に達し,いわゆる学習塾に通っているものは思ったより少なかった。
塾・習いものに通う子供の学年別構成は,図29・30に示すとおりであるが,1年時は少ないが2年時から大幅の増加をたどり,6年時にやや減少していることがわかった。なお市中心部・市内・市外地区と分けて考察した場合には,市内地区の子供が,一番塾や習いものに通っている率が高く,次いで市中心部と続き,市外地区が最も低くかった。さらに図示はしなかったが,男女別に見れば,女の子が男の子をやや上回っているようであった。ただしその差はほとんど無いに等しいものである。また母が有職の場合とそうでない場合では,前者がやや高率である。
家庭教師についている者は,全調査者2,352名中わずかに17名(男8名・女9名)であり,1パーセントにも満たなかった。ただし,これら家庭