研究紀要28号 両親および教師からみた現代の小学生像 - 013/023page
図30 塾・けいこごとをしている者(実人数)(学年別・都市別)
教師についている児童のうち,半数近くの8名が福島市在住のものであり,17名中の13名の者の母が有職であることも興味深い。しかもそれらの13名のうちの9名が市中心部,4名が市外地区在住の者であったことを付記しておく。
(11) 食べ物の好き嫌いについて
食べ物の好き嫌いについては,市中心,市内,市外の各地区についての有意の差はほとんど見られないが,学年が進むにつれて,好き嫌いは多少減少し,ほとんど好き嫌いが無いカーブが上昇していくという喜ばしい結果がわかった。ただし好き嫌いがあって困る者の数は,学年が進むにつれて減少しているように思えるが,そのカーブはあまり顕著でないように思われた。なお,男女の別による変化については図示しなかったが,差はまったく無いに等しかったことを述べておく。