研究紀要第29号 学習指導に関する研究 - 007/118page

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が残っていることを表す。(間に係助詞のはいる場合もある。)
16.(動詞,形容詞の連用形に,助詞「て」を添えた形について)そのままの状態で過す。それですます,の意を表す。
17.(動作性の漢語名詞,または動詞の連用形について)その動作をする人に対する尊敬の意を表す。

な る

1.動植物が新たに生じる。
2.草木の実ができる。みのる,結実する。
3.あるものから他のものに変化する。
4.ある状態から他の状態に移り変わる。ある状態に達する。
5.その時刻や時期に達する。その時に至る。また,時が経過する。
6.ある場所やある高さに達する。
7.官職に任ぜられる。任命される。
8.みじめな状態になる。おちぶれる。
9.将棋で王,金以外の駒が敵陣の三段目以内にはいったり,そこで動いたりしてその性能がわかる。
10.物事ができあがる。やっていたことがしあがる。
11.望んでいたことが実現する。思いがかなう。
12.することができる。
13.特に酒が飲める。いける。
14.さしつかえないとしてがまんできる。
15.暮らしがたつ。
16.三粒(みつぼ)ばくちで,6・11・16の目がでる。成り目ができる。
17.貴人がある行為,動作をする。なさる。特にあるところへおでましになる。
18.補助動詞として用いる。(動詞の連用形や動作性の漢語名詞を「お〜なる」,「ご〜なる」の形ではさみ,動作主に対する尊敬を表す。)

い う

1.(〜と)口に出す。口をきく。
2.(目的語をとって)思うこと。見聞したことなどを言葉に表す。
3.(ある人,物,事柄などを〜と)呼ぶ。名づける。称する。
4.世間の人が口にする。伝聞する。
5.詩や歌を詠む。また声を出してうたう。
6.(手紙,歌などで)愛情を告げる。求婚する。言い寄る。
7.鳥や獣などが鳴く。
8.(擬声語について)そういう音を立てる。
9.(まれに擬態語について)そういう刺激性の状態が現れる。
10.(様態を表す語を熟して)そのさまであることを示す。(こういう。ああいう。そういう。どういう。)
11.(助詞「と」について)「と」の受ける事柄を取りたてて,それに関して下に述べる場合に用いる。具体的な意味のうすれた補助的用法。

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