研究紀要第30号 学年・学級経営の改善 - 005/024page
学年会・学年経営をする上での困難点,問題点の中で,小・中学校とも一致してあげている項目が「時間の不足」であるという現実の問題の解決になる−ということの外に,組織を明確にし,運営を適切にするためにも,勤務時間を有効に使い,経営上必要な時間と場を設定するということは,合理的な経営の一つの視点であると思うからである。
なお,規模別分析は表3-3による。表3-3 規模別による学年会開催の機会
放 課 後 時間の中で特定
の時間を設ける そ の 他 小 中 小 中 小 中 a 型 88% 55% 6% 40% 6% 5% b 型 83 68 14 23 3 9 c 型 73 77 27 0 0 23 d 型 82 100 16 0 2 0「その他」の項には,昼休み,15分の休息時間があげられている。
(3) 回 数
表3-5 規模別による学年会開催の回数
週 1 回 隔 週 月 1 回 小 中 小 中 小 中 a 型83%
41%
11% 32% 6% 27% b 型 89 23 11 35 0 42 c 型 91 31 6 38 3 31 d 型 89 0 11 60 0 40(4) 所用時間
表3-7 規模別による学年会の所用時間
(図3-6,表3−7は4・5・6月の3ヶ月間の平均の時間)
1時間以内 1 時間半 2 時 間 2時間以上 小 中 小 中 小 中 小 中 a 型 78% 64% 22% 27% 0% 8% 0% 0% b 型 53 68 39 26 8 6 0 0 c 型 48 54 52 46 0 0 0 0 d 型 22 40 56 60 22 0 0 0(5) 場 所
4.学年会の内容
各学校で,実際にはどのような事項が学年会