研究紀要第30号 学年・学級経営の改善 - 015/024page

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 (6) 対PTAの場としての学年経営
 (7) その他

 以上の調査の結果をまとめると,図14-1,表14-2のごとくになる。

図14-1 校長として期待する学年経営
図14-1 校長として期待する学年経営

表14-1 校長として期待する学年経営(学校規模別)

1
2
3
4
5
6
7
a 型
33%
32%
20%
22%
20%
25%
22%
8%
5%
12%
0%
0%
0%
1%
b 型
32
31
25
23
24
25
16
4
3
8
0
1
0
1
c 型
31
13
25
11
17
10
18
4
9
1
0
0
0
0
d 型
33
33
26
33
22
27
15
0
4
1
0
0
0
0
      項目番号は図14-2の項目番号の内容を示す。

 図14-1をみると,小・中学校ともに各項目について大きな差異は見られないが,ただ学年経営を学年研修の場としてとらえる(4)の項目については,小学校19%,中学校9%と大きなへだたりがある。規模別にみても,a型小22%,中8%・b型小16%,中4%・c型小16%,中4%・d型小15%,中0%と中学校は低率である。
 このことに関しては項目4の表の表4-1の@,表4-2のA,項目6の図6-2で述べているので重複を避ける。

15.学年・学級経営の問題点

 学年・学級経営の問題点について,校長には自由記述で,学年主任には選択回答紙による質問法で回答法による質問法で回答を願った。

 以上の結果を学校規模別にみると,表15-2の如くになる。
 図15-1の項目の内容はスぺースの関係で質問の内容を要約したものである。詳しくは巻末付録の調査票を参照願いたい。

 図15-1,表15-2から,小・中学校とも時間の不足が最も多くあげられている。次いで,「予定されていた時間がつぶれる」とは,突発的な行事や持ち込み行事等のため,学年会を予定していたことができなくなったということである。このケースが小学校では26%とかなり上多い。そしてつぶれた学年会の時間は他にはなかなか見い出せないのが実情であろう。


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