研究紀要第30号 学年・学級経営の改善 - 016/024page
表15-2 学年主任からみた学年・学級経営の問題点 <学校規模別>
項目番号は図15-1の項目番号の内容を示す。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 小 中 小 中 小 中 小 中 小 中 小 中 小 中 小 中 小 中 a 型 9% 8% 19% 14% 30% 30% 33% 14% 5% 10% 2% 3% 0% 13% 2% 6% 0% 2% b 型 6 5 10 13 32 32 24 15 10 11 2 3 10 15 4 2 2 4 c 型 3 8 14 13 29 28 27 18 5 5 3 3 13 15 3 8 3 2 d 型 7 7 11 7 30 20 22 13 11 20 0 7 15 20 0 6 4 0学年内教師の人間関係も問題となる。性別・年齢別・経験年数などからくる考え方の相違は,一面においては個性的な創造的な経営につながるものであるが,それも相互の信頼と協力が要となって初めて可能なことである。
「人間関係」は学校の規模が大きくなるに従ってその率も高くなる。表15-2によるとa型小0%,中13%・b型小10%,中15%・c型小13%,中15%・d型小15%,中20%となっており,その傾向を如実に表している。校長から出された学年・学級経営の問題点は,前に述べたように自由記述であるので,内容別に分類すると次のようになる。
@ 職員に関する内容
イ、教職員の高齢化
ロ、男女教職員のアンバランス
ハ、教職員の免許教科のアンバランスA 職員のモラルに関する内容
イ、学年主任の積極的な指導性を望む
ロ、女教師は男子教師に頼り過ぎている