研究紀要32号 教師の教育相談的態度の実態調査とその考察 - 009/020page

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ける態度。

 

5.アンケート(1)ほ集計と考察

 アンケート調査は,当センター第3研修部の電子計算機を使用し,集計・計算を行った。

@ 調査対象者の種別

 調査対象者の種別は,下表1に示されるように小学校教員が48%と圧倒的に多かった。これは当センターの講座編成の都合上,小学校関係の講座が年度の前半に集中していることと,調査の時期が5月〜11月であったことが重なったためである。
 しかし,このことは,逆に小学校の先生がたの教育相談についての考えを,より深く知ることができる結果となった。
 学校所在地別については,特段の説明を加える

表1.調査対象者の種別

種   別
人数 (%)
小学校教員
335
(48)
中学校教員
132
(19)
高等学校教員
120
(17)
特殊学校教員
9
(1)
公立幼稚園主任教員
64
(9)
女子大学生
40
(6)
700
(100)

A 調査対象者の学校所在地別

表2.調査対象者の学校所在地別

学校所在地別
人数 (%)
県 北
136
(19)
県 中
126
(10)
県 南
66
(9)
会 津
140
(20)
南会津
29
(4)
いわき
102
(15)
相 双
61
(9)
女子大生
40
(6)
700
(100)

必要はないが,高等学校の教員については,7教育事務所別に分類した。

B 調査対象者の職名および年齢区分別

表3.調査対象者の職名

職  名
人数 (%)
校  長
72
(10)
教  頭
7
(1)
教  諭
564
(81)
養護教諭
17
(2)
学  生
40
(6)
700
(100)

表4.調査対象者の年齢区分

年 齢
男 (%)
女 (%)
計 (%)
〜25
13
(3)
42
(14)
55
(8)
26〜30
54
(13)
48
(16)
102
(15)
31〜35
43
(11)
36
(12)
79
(11)
36〜40
61
(15)
29
(10)
90
(13)
41〜45
70
(18)
37
(12)
107
(15)
46〜50
81
(20)
51
(8)
132
(19)
51〜55
62
(16)
16
(5)
78
(11)
56〜
17
(4)
0
(0)
17
(2)
学 生
0
(0)
40
(13)
40
(6)
合 計
401
(100)
299
(100)
700
(100)

 表3の対象者の職名については,教諭が最も多く,教頭が最も少くない。したがって,次回の研究では教頭研修会などの利用を考えてみたい。
 表4の年齢区分については,46〜50歳が最も多く,次に26〜30歳,41〜45歳がこれに次いでいる。
このことは,当センターの教員研修計画に関係することが大きかったためである。したがって,各層の数多くの先生方の考えを調査し,より正確な分析と考察を加えるためには,これまた今後の追試を待たねばならない。しかし,今回の研究は,一応研究期間などの制約があるので,今回得たままの調査結果から分析と考察を加えることにした。


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