表4から,パイ型・変型パイ型採用の理由として,積極的なものは少ないことがわかる。その他の理由を見ても,地区で採用しているからなど他律的なものが多い。
一方,ザブトン型を見ると学校の実態による理由が多いが,表3の結果をあわせて考えると教員定数や配置にもとづくものと思われる。しかしその中に次年度からパイ型を採用したいと添え書きしたものもあり,その他の理由の中には,パイ型,変型パイ型と同じく,地区で採用しているので地区内研究をすすめるために止む得ず実施しているとしている。
表5 各校における地歴並行学習のあゆみ |
地歴並行学習のあゆみ
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計(%)
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ア.ザブトン型を採用し,現在にいたっている学校 |
4(6)
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イ.ザブトン型から,パイ型または変型パイ型にかわり現在にいたっている学校 |
58(91)
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ウ.ザブトン型から,パイ型または変型パイ型にかわり,さらにザブトン型にもどっている学校 |
2(3)
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エ.ザブトン型から,パイ型または変型パイ型に変わり,さらにザブトン型になり,またパイ型または変型パイ型に変った学校 |
0(0)
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計
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64(100)
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表6 地歴並行学習指導の経験者 |
指導経験した型
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パイ型・変形パイ型採用校の研修者
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ザブトン型採用学校の研修者
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計(%)
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ア.パイ型または変型パイ型のみ経験したもの |
16(25)
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-
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16(25)
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イ.パイ型または変型パイ型とザブトン型のいずれも経験した者 |
42(66)
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5(8)
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47(74)
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ウ.ザブトン型のみ経験したもの |
-
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1(1)
|
1(1)
|
計
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58(91)
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6(9)
|
64(100)
|
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表5から,ザブトン型をそのまま踏襲している学校が4校あり,表2のザブトン型採用校6校に対して高い割合をしめている。ザブトン型からパイ型または変型パイ型に変わり現在に至っている学校が多いが,本県の場合でもザブトン型への逆もどりの現象が僅かであるが見られる。
表6から,パイ型または変型パイ型のみ経験した者の方がザブトン型のみ経験者より多く,パイ型または変型パイ型とザブトン型のいずれも経験した者が74.4%の多きに達することがわかる。
このように,県内の大半の学校はパイ型ないし変型パイ型,つまり地歴並行学習を採用していることがわかる。
A 地歴並行学習の運営
表7 地歴並行学習の運営 |
運営法(教師)
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計(%)
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同一学年の地・歴を1人の教師が担当している学校 |
43(74)
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同一学年の地歴を2人以上の教師が組当している学校 |
各教師が地・歴を一人で担当している |
14(24)
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各教師が地・歴のいずれか一つを担当している |
1(2)
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計
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58(100)
|
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この運営に関する調査は,現在地歴並行学習をすすめている58校を対象にしたものである。
表7から,1人の教員が同一学年の地理的分野と歴史的分野を担当してる学校が多い(74%)ことがわかる。
表8・9は,その地歴学習がどのように授業・運営されているか調べたものである。
表8 同一学年の地歴を一人の教師が担当している学校での運営 |
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11学級以下
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12〜18学級
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19学級以上
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計
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ア.週あたり地・歴を2時間ずつ授業 |
13
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3
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2
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18
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イ.隔週ごとに地・歴を授業 |
0
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0
|
0
|
0
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ウ.学期ごとに地・歴を授業 |
2
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1
|
0
|
3
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エ.単元ごとに地・歴を授業 |
13
|
6
|
3
|
22
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計
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28
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10
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5
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43
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表9 同一学年の地・歴を二人以上の教師が担当している学校での運営 |
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11学級以下
|
12〜18学級
|
19学級以上
|
計
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各
教
師
が
地
歴
を
担
当
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ア.週あたり地・歴を2時間ずつ授業 |
2
|
2
|
3
|
7
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イ.隔週ごとに地・歴を授業 |
0
|
1
|
0
|
1
|
ウ.単元ごとに地・歴を授業 |
0
|
0
|
6
|
6
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各教師が地・歴のいずれか一つを担当し,週あたり地・歴を2時間ずつ授業 |
1
|
0
|
0
|
1
|
計
|
3
|
3
|
9
|
15
|
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