研究紀要第33号 学習指導に関する研究 - 043/092page

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 用途に応じて,高い出力が欲しいときは,電源の電圧を増せばよい。18Vまで大丈夫。
B OPアンプは,念のためスルーレートの大きい715を用いたが,741クラスでも充分にまにあう。
C 回路図のC',R'で構成されている微分回路の設計が問題になるが,これについては後述する。
D オッシロ・スコープを駆動するためのトリガ回路を設けた。
E スイッチSは,プッシュ型がよい。Sをプッシュするとオッシロ・スコープとOPアンプヘのトリガ・パルスが同時に送られる。
F VRIは,パルス巾の調節用である。
写真1:プッシュ・スイッチでつくられるトリガ・パルス。これがCに送られる。
写真1
写真1

写真2:0Pアンプ端子へのトリガパルス
写真2
写真2

写真3:出力波
写真3
写真3

3.方形波発振回路とその検討

(1) 無安定マルチ・バイブレーター

 図7は,無安定マルチバイブレーターの回路を示す。その出力波形は+Vcc,−Vcc一杯にふれる方形波である。
図7
図7

図8 
図8

この回路の動作を説明しておく。
 図8の上の方は,出力パルスV0を示してある。
下の方は,反転入力端子の電圧変化の様子を示している。
 下のグラフで,ア〜イの区間はOPアンプの出力が,+Vccになっている状態から,コンデンサーCが充電されていく様子,言いかえれば,反転入力端子の電圧Viの変化を示している。
 一方の非反転入力端子には,+Vccが,Rl,R2によって分圧されてVccの電


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