研究紀要第35号 学習指導に関する研究 - 007/066page

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B 留意事項

 本時の展開では,風輪を作って遊ぶことを中心にし,風のはたらきについては,気付いたことを取り上げる程度にとどめ,次時以降の活動の中で漸次意識化させるようにしたい。

 ここで取りげ上げる風輪の例としては,右の図のようなものであるが,教科書などを見たり,自分なりに工夫して楽しい製作活動を進めさせるとともに,風輪を追いかけて校庭いっぱいに走り回るような活動的な学習にしたい。

図1 風輪の例(1)
図1 風輪の例(1)

図2 風輪の例(2)
図2 風輪の例(2)

(3) 第2次 「円盤を飛ばそう」の指導過程の例

 @ 本時の目標 ゴムで簡単なおもちゃが作れることに気付き,ゴムを用いて円盤をより遠くまで飛ばす工夫をする。

 A 指導過程

学習内容・活動
時間
(分)
指導上の留意点
1 牛乳のふたを用いて円盤飛ばしをする。
 ○ 飛ばす場所を決めて競争する。
 ○ どんな投げ方をすれば遠くまで飛ぶかを工夫して飛ばす。
 ○ もっと遠くまで飛ばすにはどうすればよいかを考え合う。

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1 手で投げて飛ばしっこをさせる。
 ○ 線を引いて,そこから飛ばす競争をさせる。
 ○ 投げて飛ばすより,遠くまで飛ばす方法はないかを考えさせ,ゴムの利用へと発展させたい。

2 ゴムを使って遠くまで飛ばす。

 @ ゴムを使って飛ばす道具を作る。

 A 道具を用いて飛ばす競争をする。

 B 飛ばす道具をどのようにすればもっと飛ぶようになるか工夫し改良する。

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2 遠くまで飛ばすには,ゴムを利用すればよいことに気付かせ,教師が実演して製作意欲を持たせる。
 @ 教師の作品を見たり,自分で工夫したりさせながら作らせる。
 A 競争をすることにより,より良いものへと改良する意欲を持たせる。
 B ゴムの長さ,数,太さなどを変えて道具を改良し,飛ばす力がゴムの長さや太さに関係することに気付かせる。

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