研究紀要第35号 学習指導に関する研究 - 008/066page

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学習内容・活動
時間
(分)
指導上の留意点
3 本時の活動を通して,気付いたことを紹介し合う。

5

3 飛ばす力を大きくするにはどんな工夫をしたかを紹介させ,次時には「ロケット飛ばし」をするので,それに活用する意欲を持たせる。

B 留意事項

 本時は,円盤投げの活動から,もっと遠くまで飛ばすにはどうするかという問題を投げかけ,ゴムで飛ばすことへ発展させてみた。最初から円盤を飛ばす道具で教師が実演をし,子どもたちに興味・関心を持たせ,その上で活動に入るのも1つの方法である。

 本時の展開では,ゲームを取り入れ,友達に勝ちたいという欲求から道具の改良をさせることをねらっている。その過程で,ゴムの長さ,数,太さなどにより円盤の飛び方に遠いがあることに気付かせることが期待できる。
 なお,飛ばす場合の安全指導には十分配慮することが必要である。

図3 円盤飛ばしの用具
図3 円盤飛ばしの用具

(4) 「動くおもちゃ」 の例

@ 帆かけ舟

 「帆かけ舟を作ろう」などというと,子どもの頭には絵本などで見る帆かけ舟が浮かんで,何かむずかしいものを作るという意識を持つものがいるのではないだろうか。

図4 帆かけ舟の例(1)
図4 帆かけ舟の例(1)
図5 帆かけ舟の例(2)
図5 帆かけ舟の例(2)

 そこで,教師が図4に示したような簡単な帆かけ舟を見せると,子どもは自分の力で作れるという期待感を持って,意欲的に活動するようになる。

 うちわで風を送ったりして遊ぶうちに,風の強さや風の当て方を変えると,舟の動きが変わることに気付く。子どもたちは,もっとよく動くようにと風の送り方を工夫したり舟や帆の形を変えて作り直すなど意欲的な活動が期待できる。材料としては,空き箱などの廃品を用意しておき,自由に作らせるようにする。図5のような舟やその他いろいろの工夫をこらした作品が出てくると思われる。クレヨンで着色すれば,美しくなり,水に浮かべて遊ぶときの防水の役目もはたしてくれる。
 造形活動との関連を考えて,楽しく活動させたい。

A 風車

 風車は,3年でも扱う教材であるが,子どもにとってごく身近なものなので,ここでも扱ってみたい。次の図6と7は,2cm×15cmの厚紙の両をななめに折り曲げただけの簡単なもので,コル

図6簡単な風車 図7簡単な風車
図6簡単な風車  図7簡単な風車


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