研究紀要第35号 学習指導に関する研究 - 047/066page
〈表2〉 教育機器の所有状況
※公費以外で購入したもの,寄贈によるものも含め,現在使用可能なものを対象として求めている。
※所有率− 所有校数÷回答校数×100
※1校当数− 1校当りの所有数を表わす。所有総数÷回答校数〈表2〉をみると各学校とも所有率が90%をこえるものは,テープ式録音機,電蓄,OHP,スライド映写機,テレビ,音声放送設備,スクリーンで,これについでカメラ,8ミリ映写機,16ミリ映写機が高い率を示し,OHPを除いてはいわゆる古くからある機種の所有率が高いことがわかる。それに対して新しい機器ともいえる教材提示装置,映像放送設備,コンセプト映写機,反応分析装置,LL,スライド作成機などはいずれも30%を下まわっている。
○ 機種別の普及状況
〈表2〉のおもな機器についてさらに機種の型式等によって区分し集計したのが〈表3〉である。
テープ式録音機はカセット型が普及し,VTRも小学校にその傾向がみられ,テレビ関連機器はカラー化がすすんでいる。
また,反応分析装置は固定型のものが可搬型を上まわっており,LLは中学校では簡易型が多い〈表3〉 おもな機器の機種別の割合(%)
機器名\
機種\
学校種別 テープレコーダー テレビ テレビカメラ ビデオテープレコーダー オープン カセット 白黒 カラー 白黒 カラー 白黒 カラー オープン カセット 小学校 31.2 68.8 43.7 56.3 78.1 21.9 28.9 71.1 39.6 60.4 中学校 28.9 71.1 37.9 62.1 79.7 20.3 47.4 52.6 62.0 38.0 高等学校 29.770.3
53.1 46.9 95.0 5.0 63.0 37.0 71.6 28.4 全 体 30.2 69.8 43.5 56.5 83.9 16.1 44.4 55.6 57.7 42.3
機器名\
機種\
学校種別 反応分析装置 L・L TP作成機 スクリーン 視聴覚教室 可搬 固定 簡易 固定 乾式 湿式 固定 移動 専用 兼用 小学校 51.8 48.2 / / 82.3 17.7 73.4 26.5 47.8 52.2 中学校 35.6 64.4 58.3 41.7 88.2 11.8 78.621.4
77.4 22.6 高等学校 36.4 63.6 20.0 80.0 80.0 20.0 39.9 60.1 58.7 41.3 全 体 43.2 56.8 43.6 56.4 83.6 16.4 73.2 26.8 59.9 40.1