研究紀要第35号 学習指導に関する研究 - 049/066page

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とめてみた。
 これをみると小・中学校では,OHPは1.5学級に1台,スクリーンは1学級に1台の割で設置されていることがわかる。また,テレビは小学校,特殊学校で,1台につき1.5学級,中・高校では約5学級に1台になっている。
 また,視聴覚教室は最も充実している中学校で15学級に1室,小学校,高等学校では21〜23学級で1室を使用していることになる。

〈表5〉 機器の一台当りの学級数

 
OHP
スライド
映写機
テレビ
受像機
VTR
スクリーン
視聴覚
教室
小学校
1.6
5.3
1.5
25.9
1.1
23.4
中学校
1.4
4.7
4.4
15.6
0.9
15.1
高等学校
3.7
5.2
5.7
10.0
3.0
21.6
特殊学校
3.8
4.7
1.7
60.0
3.3
60.0
   1台当りの学級数=回答校総学級数÷所有数

B所有状況の全国との比較
 (図3),(図4)は本県の教育機器の所有率,所有数と全国平均とを比較したものである。
 所有率からみると,本県の所有率の傾向は全国平均とかなりよく似ている。すなわち,本県で高い所有率の機器は全国でも高い率を示し,本県で低い所有率のものは全国平均でも低い。

 また,おもな機器20種類についての所有率の平均を求めたところ本県の小学校は51.2%で全国平均の50.8%を,同じく中学校は52.7%で全国平均の51.6%を,高等学校は60.6%で全国平均の57.0%をいずれも上まわっている。

 次に所有数からみると,1見して全国平均より低い値であることがわかる。特にカラーテレビは小・中・高とも大きな差がみられる。

(図3) おもな機器の所有率の全国との比較 (図4)所有校の平均所有数の全国との比較


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