研究紀要第38号 学習指導に関する研究 - 019/081page
(3) カナ・タイプライターの総仕上げ …………… 6時間(4) 伝票および帳票の練習 …………… 5時間(5) 速度の総合問題 …………… 6時間5.本時の主眼
(1) キーの正しい打ち方を習得させる。
(2) タッチシステムの要領を理解させ,円滑な操作ができるようにさせる。6.指導過程
段階 学習活動・内容 時間(分) 挿入する暗示 指導上の留意点 備考1.前時の学習内容について確認する。
・タイプ用紙のつけ方とはずし方
・打ち始めと終わりの位置のきめ方 7○心身をリラックスさせる方法をとる。
・腹式深呼吸法2分間程度行う。○腹式呼吸法において,吐気は吸気の約2倍行わせる。
○用紙の位置について,机間巡視しながら確認する。
・基本カナ・タイプライター練習帳
・タイプ用紙2.ガイドキーを打つ練習をする。
(テキストP10課題1)
・次の文字を12回打つ
「ハ」,「マ」,「シ」,「ノ」,「ト」,「リ」,「チ」,「レ」3.正しい印字が行われたかどうか自分で確認する。
4.ガイドキーを打つ練習をする。
(テキストP11課題2)
・2文字は16回,4文字は10回打つ。
「ハマ」,「ハシ」,「ハマハシ」,「ノリ」,「ハト」,「ノリハト」,「マリ」,「ハレ」,「マリハレ」,「マチ」,「チレ」,「マチチレ」12
3
15○イメージ法
・閉眼させ,頭の中で,キーボードの位置を想起させる。○強化暗示法
・キーを見ないでも,上手に打てると,さりげない賞揚をくり返す。○イメージ法
・閉眼させ,頭の中で,キーボードの位置を想起させる。○頭の中で,想起させながら,手は机上の練習帳のキーボード附近にくるように指導する。
○各文字を打つ時,4回以降は,キーを見ないで打つように助言する。
○必ず,3字ごとにスペースバーを押して,1字あけることを覚えさせる。○机間巡視をしながら,フィードバックの助言をする。(悪い点の指摘よりも改善の方向で)
○必ず,2字か4字ごとにスペースバーを押して,1字あけることを徹底させる。