研究紀要第38号 学習指導に関する研究 - 031/081page
12.F分布表
確率密度関数fn1,n2(x)が
で定義される分布を,自由度(n1,n2)のF分布という。定積分
の値が求まれば,“手さぐり法”によって%点も求めることができる。
@を変形する
Aと〔準備4〕より,
(1) n1が偶数のとき,(F'n1,n2(t)=1−Fn1,n2(t)として,)
上式は,n2の偶数,奇数のいかんにかかわらず成立する。n1が奇数,n2が偶数の場合は,F分布の性質によって,(1)の場合に帰着される。n1,n2がともに奇数の場合,A式はもう少し長い式に展開される。
(参考文献) 1.統計数値表 JAS 1972 日本規格協会2.簡易統計数値表 日本規格協会3.電子計算機と数値計算 一松信著 朝倉書店4.身近なデータによる統計解析入門 脇本和昌著 森北出版