研究紀要第41号 学習指導の個別化 個を認める研究 - 006/044page
前表からつくった2×2分割表は次のとおりである。
\後
前\ 1 0 計 1 20 1 21 0 8 10 18 計 28 11 39前後の変化の検定の結果
χ2=4.0,χ2(1,0.05)=3.84
∴χ2>χ2(1,0.05)よって,危険率5%で前後の結果に変化が認められる。
すなわち,実験後に,国語の勉強はやさしいと感ずる児童が増えたといえる。C 国語の勉強で,自分の考えを発表しますか。
イ,よく発表する
ロ,どちらかというと発表するほうである
ハ,どちらかというと発表しないほうである
ニ,ほとんど発表しない
\後
前\ イ ロ ハ ニ 計 イ 1 1 2 ロ 3 1 4 ハ 4 11 6 1 22 ニ 1 5 2 3 11 計 6 20 9 4 39
上の表からつくった2×2分割表は次のとおり。
\後
前\ 1 0 計 1 5 1 6 0 21 12 33 計 26 13 39前後の変化の検定を行うまでもなく,前後の結果に,著しい差が認められる。(検定の結果は,危険率1%で変化が認められる)
すなわち,実験後には,発表する児童が増えたといえる。D 家で,国語の勉強や国語の宿題をしますか。
イ,よくする
ロ,どちらかというとしないほうである
ハ,どちらかというとしないほうである
ニ,ほとんどしない
\後
前\ イ ロ ハ ニ 計 イ 3 2 5 ロ 3 12 1 1 17 ハ 4 10 1 15 ニ 1 21 2 計 6 19 12 2 39
上の表からつくった2×2分割表は次のとおり。
\後
前\ 1 0 計 1 20 2 22 0 5 12 17 計 25 14 39前後の変化の検定の結果は,危険率5%で変化は認められない。
(2) 事前,事後の徴候観察(資料4)の結果の比較
上の表の,斜線部分の数字(右対角線:点線の左下側)は,事前,事後の徴候観察の結果の変化,(発表しない)方から(発表する)方への変化を示すものであり,この表から,発表する児童が増えたことがうかがえる。